2021年7月29日、八戸シティ法律事務所の主催で、税理士向けWEBセミナー「顧問先・関与先が破産!いざというときのために、知っておきたいこと」を開催しました。
講師は、八戸シティ法律事務所の代表弁護士・木村哲也が務めました。

長らく続く経済の停滞と昨今のコロナ禍による不況のため、経営難に陥る企業が増加しています。
多数の顧問先・関与先企業を抱える税理士の方々においては、「来月の手形を落とすことができない」、「従業員の給料が支払えなくなった」、「会社の操業を続けられなくなった」などの相談を受けることもあると思います。
企業の破産は、対応を一つ誤ると手続に大きな混乱を招いてしまったり、破産手続に乗せることすら困難になってしまったりすることがあります。
セミナーでは、このような企業の破産の問題に直面し得る税理士の方々に対し、破産の手続の概要、破産の手続の流れ、破産の手続における様々な注意点について、ご説明させていただきました。
今回のセミナーでお話しさせていただいたことが、税理士の方々が企業の破産に直面したときの対応や経営者への助言をする際に、少しでも役立てばと存じます。

【講演内容】
1 企業の破産と倒産
(1)破産の要件
(2)企業が破産を考えるケース
(3)破産を決断すべきタイミング
(4)企業の倒産が必要とされる理由
2 倒産を処理する方法
(1)破産
(2)特別清算
(3)民事再生
(4)会社更生
(5)私的整理
3 破産申立てまでの流れ
(1)破産申立ての方法
(2)契約関係の処理
(3)財産の処理
(4)負債の確定
(5)事業の停止・従業員の解雇・債権者への通知のタイミング
(6)債権者の優先順位
4 破産申立て後の流れ
(1)破産手続開始決定から終結までの流れ
(2)破産管財人とは
(3)破産管財人の業務
(4)破産手続における税務

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