2021年5月27日、八戸シティ法律事務所の主催で、青森県内の社会保険労務士の方々を対象に、「社労士が知っておくべき!企業の従業員退職時のトラブル対応」と題するWEBセミナーを開催いたしました。
セミナーの講師は、八戸シティ法律事務所の代表弁護士・木村哲也が務めました。

従業員退職時のよくあるトラブルとして、有給休暇大量消化と業務の引き継ぎの問題、退職の引き止めと退職代行への対応の問題、顧客の引き抜きと営業秘密の漏えいの問題などがあります。
これらのトラブルの特徴は、トラブルが発生してからの事後対応が困難であることが多く、トラブルを防止するための事前対策がより重要であるという点です。
企業の人事・労務に関わる社会保険労務士の方々がしっかりと事前対策を講じていただくことで、企業の法的リスクが大きく軽減されることとなります。

セミナーでは、講師を務めた代表弁護士・木村哲也から、ご参加いただいた社会保険労務士の方々に対し、上記の各トラブルの概要、トラブル防止のための事前対策、トラブル発生時の事後対応について、ご説明させていただきました。

【講演内容】
1 業務の引き継ぎと有給休暇大量消化への対策
(1)有給休暇大量消化の実例
(2)考えられる防止テクニック
(3)有給休暇の制度趣旨から考える本質的な対策
(4)有給休暇大量消化について顧問先企業へ助言する際のポイント
2 違法な引き止めの実例と退職代行の流行
(1)違法な引き止めの実例
(2)従業員退職時のルール
(3)退職代行とは
(4)退職代行の連絡を受けた顧問先企業へのサポートのポイント
3 顧客の引き抜きと営業秘密漏えいへの事前対策・事後対応
(1)顧客の引き抜きを防止するための就業規則・誓約書のポイント
(2)顧客の引き抜きへの事後対応とその困難性
(3)営業秘密漏えいを防止するために取るべき対策
(4)営業秘密漏えいへの事後対応(不正競争防止法を中心に)

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