2019年4月17日、八戸シティ法律事務所の主催で、「税理士向け勉強会」を開催しました。
この税理士向け勉強会は、多数の顧問先・関与先企業を抱える税理士の方々に対し、業務にお役立ていただける法律情報を提供させていただくとともに、情報交換および交流の場として企画させていただいた次第です。
第1回となる今回のテーマは、「債権回収のポイントと対策」でした。
企業・法人が事業活動を展開するにあたって、資金不足やクレームを理由に売掛金が支払われないという事態は、必ず発生します。
未収金が発生してしまうと、キャッシュフローの悪化や売上債権回転率の低下など、企業・法人の財務に深刻な悪影響を及ぼします。
企業・法人としては、未収金を発生させないための事前対策と、債権回収のための事後対応を適切に講じていくことが大切です。
【講演内容】
1 取引時の事前対策
(1)顧客情報の把握
(2)取引契約書の作成
(3)証拠資料の確保
2 債権回収の方法(事後対応)
(1)支払誓約書の作成
(2)公正証書の作成
(3)請求書の送付・訪問
(4)内容証明郵便の送付
(5)支払督促・訴訟・差押
今回の勉強会では、講師を務めた代表弁護士・木村哲也から、ご出席いただいた税理士の方々に対し、上記のような未収金対策のポイントについて、具体的な事例を交えながら解説させていただきました。
今後とも、税理士向け勉強会を継続的に開催し、税理士の方々の顧問先・関与先対応にお役立ていただける情報の提供を行って参りたいと思います。
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