2019年3月27日、八戸シティ法律事務所で、第2回「社会保険労務士向け勉強会」を開催しました。
今回のテーマは、「本当は怖い!労働時間管理と残業代」でした。

近年、企業・法人が退職した従業員から未払い残業代の請求を受けるトラブルが増加しています。
未払い残業代問題への対策としては、固定残業代の制度や変形労働時間制などの残業代の発生を抑制する効果のある制度を導入すること、労働時間の適正管理や業務の効率化などによって時間外労働を減少させることなどが挙げられます。
勉強会では、講師を務めた代表弁護士・木村哲也が、上記のような未払い残業代問題の防止策についての解説や、当事務所で過去に取り扱った未払い残業代請求の事例の紹介をさせていただきました。

【講演内容】
1 残業代計算の基礎
(1)残業代の計算式
(2)時間・単価・割増率の考え方
(3)変形労働時間制について
2 労働時間の管理
(1)労働時間とは(手待ち時間の問題など)
(2)労働時間の管理方法
(3)裁量労働時間制について
(4)事業場外みなし労働時間制について
(5)管理監督者について
3 残業代支払のルール
(1)賃金支払のルール(5原則)
(2)固定残業代について
4 労働時間を減らす取り組み
(1)残業が発生する理由
(2)残業を減らす取り組みの具体例

今回の勉強会には、八戸市内の4名の社会保険労務士の方々にご参加いただきました。
2019年から加速していく働き方改革への対応に向けて、社会保険労務士や企業・法人において労務管理への関心が高まっていると言えます。
今後も、社会保険労務士向け勉強会その他様々な講演の機会を利用して、労務問題に関する情報発信に努めて参りたいと存じます。

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