セミナー・講演の実施

2017年10月4日、八戸シティ法律事務所にて、第2回「保険代理店のための交通事故勉強会」を開催しました。
この勉強会は、八戸シティ法律事務所の注力分野の一つである交通事故分野への取り組みの一環として、交通事故問題に日々関わることの多い保険代理店の方々向けの情報提供および交流の場として、企画させていただいたものです。

むち打ち事案における適正な損害賠償額の算定について

資料

弁護士・山口龍介は、講演の前半パートを担当しました。
弁護士・山口龍介の講演では、始めに、むち打ち事案における賠償問題の基礎知識として、自賠責基準・任意保険基準・裁判基準の比較および検討すべきポイントについて、モデルケースを用いて解説させていただきました。
その上で、実務上争いとなることが多い主婦の休業損害と逸失利益について、主婦の休業損害・逸失利益が認められる根拠と、適正な損害賠償額(裁判基準)の計算方法を中心にご説明させていただきました。

【講演内容】
1 むち打ちの損害賠償請求について
2 主婦の休業損害と逸失利益
(1)主婦の休業損害・逸失利益が認められる根拠
(2)計算方法
3 通院日数が少ないことの問題
(1)後遺障害等級認定への弊害
(2)慰謝料の減額要素
(3)整骨院偏重の弊害

事故状況と過失割合の問題・治療費の打ち切りへの対応策

セミナー

弁護士・木村哲也は、講演の後半パートを担当しました。
お話しさせていただいた内容は、①交通事故問題でよく争点となる事故状況と過失割合について、そして、②むち打ち事案で多発する治療費や休業損害への打ち切りへの対応策についてでした。

【講演内容】
1 事故状況と過失割合の問題
(1) ドライブレコーダーの映像
(2) 実況見分調書・刑事保管記録
(3) 物件事故報告書
(4) 調査会社の報告書
(5) アジャスターの意見書
(6) 目撃者の供述
(7) 当事者の供述
2 治療費の打ち切りへの対応策
(1) 治療継続の交渉
(2) 仮払い仮処分
(3) 自費での治療継続
(4) 治療の終了

所感

八戸シティ法律事務所では、今後とも、交通事故問題に業務上関わる方々への情報提供や交流の機会を作り、連携を強めて参りたいと存じます。
そして、一人でも多くの交通事故被害者の方に対して、適正な解決に至るためのより一層充実したサポートを提供して参りたいと考えております。

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