
こんにちは。
弁護士の畠山賢次です。
この記事がHPに掲載されるのは晩秋から初冬ですので、時季外れではありますが…。
青森県の夏といえば、やはり県内各地で行われる祭りを楽しみにしている方が多いのではないでしょうか!?
私は、毎年地元の祭りを楽しみにしており、祭りの開催時期と休みの日程が重なれば、地元に帰省し、祭りを観覧しています。
プロフィールにもありますが、私はむつ市出身です。
むつ市では、毎年8月18日から8月20日までの3日間、田名部神社例大祭(通称:田名部祭り)が開催されており、青森県の無形民俗文化財にも指定されています。
田名部祭りは、5つの町が管理している5台の山車が運行されます。
この祭りは、京都の祇園祭にルーツがあるともいわれており、山車の形態も祇園祭の山車と類似している点もあるように思います。
ここで、田名部祭りの5台の山車について、簡単に紹介させていただきます。
先山「稲荷山」 御神体:稲荷神

2番山「猩猩山」 御神体:猩猩神

3番山「大黒山」 御神体:大黒天

4番山「蛭子山」 御神体:蛭子様

5番山「香爐峯」 御神体:清少納言

山車は、基本的に昼と夜それぞれ運行されますが、山車の装飾や囃子の音色は、大きく異なります。
昼は、神事が行われることもあり、伝統的な装飾をまとっており、落ち着いた囃子が奏でられる、「静」の雰囲気が特徴です。

夜は、絵灯籠の装飾をまとい、アップテンポな「ヤマヤレ」という囃子が奏でられる、「動」の雰囲気が特徴です。



このような昼と夜の山車の装飾を見てお囃子を聞いているだけでもとても楽しいですが、見どころはそれだけではありません。
田名部祭り初日の夜は、伝統的な流し踊り、「おしまこ流し踊り」が披露されます。
2025年の田名部祭りでは、15団体・約860人の踊り手が参加しており、祭りに華を添えてくれます。
そして、田名部祭り最大のクライマックスは、何といっても最終日の夜に行われる、「五車別れ」です。
5台の山車が神社から退社し、来年もまた再会することを誓い合い、5台の山車が1台ずつ離れてそれぞれの町内に戻っていきます。
その様子は、哀愁を感じさせるものであり、非常に印象的です。
少しでも興味を持っていただけたら、ぜひ一度ご覧いただければと思います。
記事作成弁護士:畠山賢次
記事更新日:2025年12月5日

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